帝国湯へ、いらっしゃい

……え゛゛


「今、片付けてたら龍ちゃんのセットがあったから。はい」と渡された

「……ありがと」


「もーセット忘れるなんて、うっかりさんだね」

「……そうだね」


そして琴ちゃんは再び番台に上って行った


ガーン、ガーン、ガーン……………



結局、見られてるし

なんか、

すっげー

泣きそう



半ば精神が壊滅している状態で浴場に戻った

「お、取ってきたか」

「…………」


「龍ちゃん?」

「…………」


「おーい、どーしたー」

「ゴンちゃん……」


「あ?」

「見られちゃった」


「何を?」

「アソコ」


「誰に?」

「……琴ちゃん」


「なんだ、そんなことか。心配して損した」と体を洗い始めた


そんなことって!!
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