...向日葵と真夏の片想い*
本当に馬鹿みたいに笑いながら話して学校まで行く登校時間。
こんな時間が何時までも何時までも続けばいいのに―― なんて思ったりして。
そんなことを思うと胸がきゅっと苦しくなるんだけど、な。
「悠? ゆーう?」
「ん、何?」
愛夏の言葉で我に返る。
「さっきからボーッとしてるから、さ」
「ごめん」
一言で返す。
昔から良く親友に"冷たい"と言われる。
……これが原因なのかは知らないけど。
そもそもこれ以外に返す言葉が見つからない。
「あ、もうすぐ学校だね!」
俺達が通っている高校は割と家から近い方ですぐに着いてしまう。
愛夏は少し笑顔になる。
「ねぇ、悠?」
「ん?」
「私はずっと悠のそばにいるよ」
こいつは人の心が読めるのか。
でも、この言葉を聞いて少し安心している自分。
「――――……サンキュな」
俺が一番馬鹿かもな。
何だかんだ言っても。