初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
父親は沖田 誠二で中小企業コンサルタントをしている。昔は銀行員だったけど五年前から今の職についており、昔よりとても楽しそうに仕事をしている。おれは大学を実家から通っていたから、仕事を楽しそうにしている父親を見ておれもやりがいのある仕事をすればこんな風に毎日が活気があって充実するんだろうなっと思っていた。おれは大学を出て就職はすぐに見つかって、地元で働いていたが急に都会に転勤になり、余儀なく都会で独り暮らしをするようになった。最近よく思うのだが子供の頃から父親が文句も言わずに、毎日、仕事をして遅く帰ってくるのを見てきたが、今となって振り返ってみると、こんなしんどい仕事をよく何十年も長くやってられるよなーと思い、父親のすごさを最近、痛感した。そんな父親は、今日は家にゆっくりしているみたいで家を出る前は親とあんまり話す方ではなかったのだが、俺は都会であまり人と話すことがあまりなかったのもあったのか、今日は三人で話しながら朝食を食べた、実家に住んでいたら話さないようなことまで話してしまった、俺は初めて実家が恋しかったのだと実感した。(両親も起きるのが遅かったのか、もう九時すぎていた。)
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