ベランダから見える星
ネコは“買う"のではなく拾うことにした。


だって野良ネコは私に似ているから…



「ミー」


突然後ろから鳴き声がした。


振り返るとそこにはかわいらしいロシアンブルーの子猫がいた。


どことなく寂しそうな顔をして。



「どこから来たの?」


返事が返ってくるわけでもないのに私は子猫に話しかけた。


子猫は尻尾を2回地面にたたき付け『ミー』と鳴いた。



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