薬品と恋心

気は休まらなかったが、同行させてくれているおかげでティアはたくさんの貴族たちに紹介してもらえた。


レティシアは何も言わなかったが、ティアを紹介するのと同時に相手の名前をティアに知らせることによって、ティアの探し人が見つかるようにしてくれているらしいことがうかがえた。


それでも、目的の人物は未だに見つからない。


紹介された中にいた赤髪の男性たちにジークという名前の人がいなかったのだ。


これだけ大きな舞踏会なのだ。もしかしたら見落としているのかもしれないし、または外せない用事があって舞踏会に参加していないのかもしれない。



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