ママのあたしが恋をした。
バンッ





ドアを乱暴に開けすぎたせいで2人は表情が固まっている。







「……和登…」






「どういうことだよ。なんで言わなかった?」







「それは…」






「俺がそんなことで香流を突き放すとでも思った?」






ドンドン溢れてくる言葉。







「俺は香流がずっと嘘ついてたことが1番ショック。」






本当は、多分気づいてた。







俺は気づいてたんだ。






そんなの高校生が親戚の子を預かるわけない。







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