ママのあたしが恋をした。
「こんなに毎日香流が悩んで寝不足になってるのは俺のせいだ。俺が邪魔をしなければ香流も普通に暮らせんだよ。」






「お前マジ自己中だな。」







は?俺が自己中?ありえねぇ。







香流はそれで必死に毎日悩んでた。







俺がいなければ何も悩まなくて済むんだよ。







「登和が悩んでたのは和登を愛したいからだろ?愛したいのに愛せないから毎日必死に悩んでんだよ。登和は和登のことで必死に悩んでんだよ!」







「お前に何が分かんだよ。香流は姫ちゃんのことを1番に考えなきゃいけねぇんだよ。香流は親なんだよ。子供の幸せを1番に願うのが親なんだよ。」






教室にいられなくなった俺は屋上に向かった。







どうしてこうなるんだ。






俺が香流を好きにならなければ…







俺は香流の幸せを願ってる。





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