ママのあたしが恋をした。
「到着!姫、海き…」






香流の声。






香流の声ならすぐにわかる。






もう無理。






香流がここにいるだけで“好き”って言いたくなる。






忘れようとしてるのにまた思い出させる。







「……っん…」






俺は紗香にキスをした。







香流の前で。






「香流!待って!」






琉衣。





香流の横には琉衣がいるんだ。



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