ママのあたしが恋をした。
「香流には興味あるよ?だったら何?」




―――ドキッ




心臓が跳ねた。




和登があたしに興味あるって。




和登ってさらっと恥ずかしいこと言うからすぐに顔が熱くなる。




あたしの顔はきっと赤い。




「大丈夫か?保健室行くか?」




熱があると思ったらしい。




「い、いや大丈夫!熱はないから!」




「無理すんじゃねーぞ。」




テンションは高いほうではない和登。





けれど話したら面白くて会話が弾んで時々優しくて。






あたしはきっとそんな和登のことが好きだったんだろうなー…なんて考えちゃったりして。




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