*ヒーローボーイズ*
はぁ〜…何か、楽し過ぎてここに何しに来たのか忘れちゃっ…
「和奈!!」
「えっ、何急に?どうした??」
「何でここに来たのっ…?」
「………………あっ、」
あってあなた…何忘れてんですか和奈サン。あなたが連れて来たんでしょうが…
「そう言えばそうだったね。ねぇ徹、皆はまだ来ないの?」
「んーそろそろ帰ってくるはずなんだけど…弘巳!今何時だ?」
「えっとねー、もう9時になるよ」
「9時か…」
「皆はどこに行ったの?」
「明良さん達は毎朝散歩に行くんだよ、何か藍斗さんが朝は歩かないと眠いからって明良さん達を連れて…」
藍斗の我儘(?)に付き合わされてるのか…皆、朝からご苦労様。
「そういえば、皆はさ藍斗のことどう思うの?」
「そりゃあ尊敬してるさ!だってあの人は俺達の憧れだからな!」
へぇ、信頼されてるんだ…
「でもさ、藍斗って感情を表に出さないから扱いづらくない?」
「それは私も思った」
「何て言うか無口だし無表情だし…愛想が無いっていうか、それに藍斗ってさぁ…」
「…俺が何だ」
「「「「え?」」」」
「へっ?」
後ろを向くとタバコを吹かしながら眉間にしわを寄せてじっとあたしを見据える藍斗が居た。
「うぁっ、あの…ッえっとぉ〜…」
「……お前ら何してる」
「いやあのッ…少しお話をっ…って、べべ別に藍斗さん達のお客さんに失礼な事などはっ!」
「あっ、まだお客って言った。それは嫌って言ったじゃない」
こんな状況でも空気を読まず話すのが和奈サンです。