*詩集*ガラクタ世界
自分勝手
*自分勝手*
僕の大切な物
いつか捨てる日が来るならば
手に入れたくなんてなかった
僕はきっと
惜しくなってしまうから
でも入ってくるんだ
大切な物だと
気付かなければ幸せなのに
フタをなくした小さなカゴに
小さいはずなのに
沢山の物が入ってくる
フタを探してる間にも一つ二つ
僕を苦しめる
心臓から指の先まで
冷たい空気が僕をつつむ
つぶされそうで
くずれてしまいそうで
なのにそれでも
僕は捨てられない