世界一遠距離恋愛
前から皆に言われていた。秋風くんはあたしの事を好きだ、と。でもやっぱりそんなの信じてなくて、半分聞き流してはいた。でもやっぱりあたしも気になっていた相手だ。多少は意識する様になって…気付いたら好きになっていた。そんな矢先、今秋風くんの口から確かに聞くことが出来た。あたしの事を好き…って。…でっ、でも相手は学校一モテる王子様だよ!?あたしがそんな彼に好かれているなんて…やっぱりま信じられない。
「…信じてない?」
「うっ…うん。」
「ははっ、まぁいいや。でも本気だって事だけは知っといて。君みたいに誰からも好かれて皆の物を自分だけの物にしようなんて強引な事はしないし、君からの返事も急いで聞きたいなんて思ってないから。」
秋風くんの顔は真剣だった。こんな顔見たことない…女の子と話す時はいつものあの綺麗な作り笑いだから。
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