初恋は涙色に輝く…
ーどすっ!
不意に後ろから衝撃が来た。
それが何かなんて、見なくても分かる。
まぁ……「なにか」が、しがみついてるんだろう。
『……瑞穂。重いから。』
「よーっす!!てか、陽菜テンション低っ!!」
……逆になんでそんなに高いの?
「あーあー。制服もいつも通りだしさぁ……」
瑞穂は私から離れて、じろじろと見る。
「とりゃっ!!」
『ひゃあっ!!!!』
瑞穂が近づいてきたと思ったらスカートを捕まれた。