初恋は涙色に輝く…
隆太さんに引かれて、たどり着いたのは屋上。
ーーー屋上って入れたんだ……。
呑気にそんなことを考えていると、馴れたように貯水庫の上に乗っかる隆太さん。
「で?用事は??」
その言葉に、私はさっきまでのことを思い出した。
…私。先輩の教室にまで乗り込んだんだった。
恥ずかしくなって、両手で顔を覆ってみる。
そんな私を、隆太さんは、不思議そうに眺めていた。
『………あ、えと、用事は……なくて。』
「…は?」
私の言葉に、隆太さんの目が点になるのが分かった。