FOREVER
今日帰ったら早速きいてみるよ。」




「あぁ。わかった。んじゃ、明日教えてな?」





「うん。私、本当に晄に出会えてよかった。
すごく幸せだよ。ありがとね。」






「俺も、沙羅に出会えてよかった。愛してる。」





そして、晄とみんなにばれないように、キスをした。






晄はまた真っ赤になった私をみて笑っている。



「ははっ。沙羅いい加減慣れろよ。」




「//慣れるわけないじゃん!!好きな人とのキスなんて慣れれないよ!」




「嬉しいこといってくれんじゃん。」







そういって2人で笑いあった。






この状態が永遠に続けばいいのに。






最近これしか頭に浮かばない。






みんなといるのは本当に幸せ。






でもね。その分別れが辛くなるんだ。





でも、辛いことに逃げていたらだめだよね。




あと少しの命を一生懸命に生きるって決めたんだから。





後悔はしたくない。







「沙羅。次はどれ乗るか?」





「メリーゴーランド!」





「子供かよ。」





「いいじゃん!彼氏とメリーゴーランドは私の夢なの!」






「ふっ。わかったよ。行くか。」






そう言った晄が私に手を差し出す。






私は晄の差し出された手の上に自分の手を重ねた。







遊園地で晄と手を繋いで回っていると痛いほどに感じる視線。




その視線は女子の嫉妬などが含まれたもの。





そして、もう一つの視線は男子の女子と手を繋いで回ることへの羨ましさだろう。





視線を感じながらも、私と晄はメリーゴーランドに乗った。





私は白の馬に乗って晄はその隣の茶色の馬に乗った。
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