FOREVER
晄が高校や大学を卒業してちゃんと仕事につけるまでは、私の両親が預かるって条件で私の両親は了承してくれたの。






だから、私は子供を産むよ。




私今日ね。妊娠検査薬で、妊娠してるか確かめてみたの。





そしたら、陽性だった。








今、私のお腹の中に一つの命が誕生したんだ。






それを、みんなに伝えておきたくて。




これから、学校にはあまり行けなくなると思うから。





お見舞いに来てくれるとすごく嬉しいな。」








私がいい終わるとみんな、びっくりした顔で私をみている。






「沙羅!?本当か??」





晄の焦っている声。





「うん。」





「そうか!よかった!頑張って産もうな。俺にできることがあればなんでもいえよ?」






「ありがとう。晄。」







「さ、沙羅!!本当なの!?に、妊娠って!!
まだ、沙羅は高校一年生よ!?大丈夫なの!?」





心配してくれる桜。







「大丈夫だよ。産んでも産まなくても同じ時期に死ぬの。



それなら、私は子供を産んでから死にたいから。」






「そっ…か。おめでとう!沙羅!」






そう言って微笑んでくれる桜。







「沙羅ちゃん。俺たちのことどんどん頼れよ!おめでとな。」






「ありがと。恭介。」






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