FOREVER
みんなにもう一度ありがとうと言うと、







ズキンッ







と痛む胸。






「い…た…ぃ。」






そんな私の異常にきづいてかみんな大丈夫?!って心配してくれる。





うっ

痛い


痛い


痛い





しばらく痛み続けた胸の痛みは何分かしてようやく収まった。








「もぅ、大丈夫…」





「本当か?!」




「うん。どんどん悪化してくのがわかる。私の病気。」






「沙羅…。」




「でも、大丈夫だよ。痛みには耐える。
それで、みんなと楽しく過ごして、赤ちゃん産んで、それでそのまま私は旅立つから。」





「たくさん思い出作らせてやるからな。」





「ありがと!」





そして、私たちはそのまま家に帰った。






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