初恋相手はゲイでした。
* 味のない唐揚げ*

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なんていうことだろう。



根暗で地味でブスな私が、明日またイケメン先輩たちとお昼ご飯を一緒に……?



私は一度よく考える。



……………………うん。



断ろう。




『すいません。私なんかが一緒に食べたら空気を壊してしまうので、先輩たちは先輩たちで食べてください!!!! すいません!』




そう二階堂先輩に返信した。




「これで良いんだこのみ。今日のことは全て幻と思え」




ひとりごとで自分に言い聞かせる。



そして、私の断りのメールに、二階堂先輩から返信は来なかった。


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