世界
THE world

あれ?1番後ろの窓側の子…莉音ちゃん?







莉音said

はぁ、眠い眠い さっきの子…なんだったんだろ?

まぁ、いいや 寝よ寝よ…


「おはようございま〜す」

「遅れてすみませ〜ん」

なんだよ、あいつら てか、隣の席かよ

「あ、可愛いな 俺と付き合わない?」

「やめなよ、総(そう)君 あ、僕、雪斗(ゆきと)よろしくね」

「こんにちは、僕は圭(けい)です」

「…ッチ 仁」

莉音「なにか、御用ですか?」

雪斗「え、あ、あっはっははは そんなの初めて言われた」

仁「行くぞ」

莉音「え?」

総「はぁーい、ちょーっと失礼」

莉音「ちょっと、な、なにすんのよ 外しなさいよ」



in 屋上

仁「お前、姫」

莉音「は?」

圭「すみません、仁の言葉が足りなくて… 党王(とうおう)という暴走族は知ってますよね?」

確か…世界2の… コクッ

圭「僕達、その幹部とかをしてるんです ちなみに…」

莉音「総長さんは仁さん 副総長は圭さん あとは幹部…ですね?」

雪斗「よく、分かったね〜、あ、僕は雪って呼んで あと、1人幹部はいるよ」

莉音「それで…もう良いですか」


正直面倒だわ


仁「行くぞ」

総「はぁーい、莉音ちゃん暴れないでね」


in 倉庫

莉音「あんたら…まさか…」

圭「ふふ、ホントに勘がイイですね そーですよ、ここに入ったからには党王の姫になってもらいます」

雪斗「やったー、うれしー」


バタンつ

な、なに、あの男の子

隼人「お、噂の莉音ちゃんじゃーん 理亜が喜ぶよ〜」

莉音「理…亜? 朝から騒いでた、あの子?」

?「そーでーす 朝から騒いでた理亜様こと七瀬 理亜でーす」

仁「なんで、来た」


…なにこの険悪ムード

雪斗「もー、仁君お顔怖いよ それと、理亜1人で来たの?」

理亜「いや、早矢に土下座してソッコーで隼人のバイク乗ってきたわ」


…貴方たちまだ免許取れないのでは


総「まぁ、仁君 理亜ちゃんに怪我をおわせとーないとゆーことは分かったから 怒らないの」

仁「…チッ」


理亜「そーいえば、莉音ちゃん‼︎ 私、莉音ちゃんとお友達なりたかったの❤︎」

雪斗「理亜…」

雪、なんであんな悲しそうな…



圭「仁‼︎ 大変だ、石堕(こくだ)が襲っくる」

仁「…行くぞ……莉音はここにいろ 理亜…お前ぜってぇーくんな」

理亜「へいへーい、いってら〜」



そして…20分後くらいして

ガチャッ

?「へーい、君かわうぃ〜ね〜」
?「おいしそうな子だね」

理亜「あー、もー、ここ来たら〜、仁に殺されるよ」

…この子、一瞬にして気配が変わったわ まさか。

バキッ ドンッ

理亜「あー、もー、急所を狙うの大変なんだよ? しかも、めっちゃ力込めないかんし」

理亜「ねぇー、そー思わない? 死紫蝶(ししきちょう)さん?」

な、なぜ…その名を…

それは私の13代目 鳳凰 総長の通り名…

理亜「ふふっ、なんで? っていう顔
あ、ハッキングとかそーゆー犯罪はしない主義だから」

…いや、バイク免許持ってないのに乗ってのは犯罪なんだけどな

理亜「私は…


ガチャッ

雪斗「あー、疲れた〜」

また、今度ね」

総「んー、どーしたん?」

理亜「なーんでもないよー、ところで圭」

圭「はい」

理亜「時間掛かりすぎ そこに寝てる奴ら連れ出しといて」

総「うおっ、マジだ おったんか、まさか…理亜こいつらを…」

理亜「え、そいつらなんか莉音ちゃんの脚に引っ掛かって転けて頭ぶつけたんだよー」

は? それは理亜が…

総「そーなんかー、こいつらドジだな キャッ、ドジっ子❤︎」

隼人「…おえっ」

雪斗「あー、もー、総君がキモいことするから…」

理亜「ふふふ、それより、総」

総「なに?」

理亜「美月どーするの」

急に雰囲気が変わったわ…気配を消して帰ろ…なに⁉︎

仁「ここに来い」

は? なに、こいつ あんたの隣に座れと? イヤに…

はぁ、仕方がわないわね でも、そんな殺気じゃ、私の足下にも及ばないわね

総「理亜はそれを言うために来たのか…」

理亜「違うよー、私は…莉音ちゃんがいるから理由は今度ね」

仁「言え」

理亜「はぁ、仁…ウザい」

この子…言うわね てか、なんでこの子は私のことを知ってたんだろう…
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