僕の彼女はAB型
中学生φ(._.)
中学三年秋を迎えたころ


高校の進学へ

もちろん明人は頭がいいから

有名な進学校へ

明人と離れたことなんて無かった私は

悩んでる

無理して進学校へ進むか

明人のいない

普通校に進学するか

帰り道

明人を見つけて
「明人〜一緒帰ろ」
って
駆け寄った私に

夕日が眩しいのか
目を細める明人

オレンジ色の明人の顔がやけに大人びて見えた


ドキッ

「亜衣?」

目の悪い明人は私を確認するように名前を呼んだ

「うん」
昔とは違って落ち着いたトーンの声に変わった明人の声は明人のお父さんの声に似てきた

「明人、緑が丘高校行くんだよね?」

並んで歩き出した私たち

「あぁ、まだ少し悩んでる」

「どこと悩んでるの?」

鼻の下を指の項で2、3回かい左右するのは明人の照れくさい時の仕草それをして

「桜岡高校と」

私が行くか悩んでる高校

と悩んでると言った明人

「どうして?明人なら、緑が丘余裕でしょ?それに大学行くんでしょ?だったら緑が丘言って方がよくない?」


私の方をみて
「亜衣、桜岡行くんだろ?」

「うーん今のところはその予定だけど、明人と離れるのなんか嫌で、無理して、緑が丘狙ってみるのも手かなって思ってる」

ちょっと言って恥ずかしくなる

また、鼻の下を触る明人

「亜衣と俺も離れたくないと思う」

「ほんと?なんだ良かった!私だけがそう思ってるのかと思ったから安心したー」

「ばーか」


なんで?
「バーカって何よー!私なりに幼なじみでずっと一緒だったから離れたくないって思いつめたのに」

て膨れる私

鼻で笑う明人

「じゃぁ、俺も滑り止めで桜岡受けっから亜衣も本命で緑が丘受けろよ」

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