人と狐と新撰組と

総司side

僕は夜の巡察に来ていた。
今日は特に何もなかったから他の隊士は先に帰らせてある。
今は1人で散歩をしていた。

(今日は暇でしたね~)

そんなことを思いながら歩いていると、

「ギャャャ……」

どこからか悲鳴が聞こえてきた。

(もう…帰ろうと思っていたのに、ついてないです。帰ったら説教決定ですね…)

僕は悲鳴が聞こえてきた方向に向かって走り出す。

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