Wonderful DaysⅢ【berry’s cafeバージョン】
その勢いのまま、ベッドまで走り寄って来ると
「目が覚めて良かった……」
魁さんの手を掴んでいた私の手を引き剥がし、ぎゅっと握り締めたマーク兄さん。
その目には、薄らと涙が浮かんでいた。
「マリアぁ……」
マーク兄さんの後ろにいたアル兄さんは、既に号泣で。
いつもはキリリとした二人の眉が、今は八の字になっている。
「……………………」
あぁ、またこんな顔させちゃった。
「……マーク兄さん、アル兄さん」
前にも同じように泣かせてしまったことを思い出して、ずきりと胸が痛んだ。