恋愛方程式


『あ!月香!なんか、沢田ってやつ、先輩に絡まれてるらしいよ!』


沢田君…なにしたの…


ちょっと呆れ気味に紗世の指差す方をみると…


『って!えええ?沢田君やり返してない??!』


ほんとだ…あんなに弱気で軟弱そうだったのに。



『先輩方、さっき、その猫になにしてましたか…』


猫…?


『ちょ…ちょっと可愛がっただけだ!』


とたん、二階からみてもわかるくらいに沢田君の目が鋭くなった。


『先輩方は…猫を蹴ったり、振り回したりして気絶させるのを可愛がったっていうんですね。』


よくは聞こえなかった、でも、状況はわかった。

先輩が猫をいじめてたんだ。


それで…


『きゃーーーーーー!!!』


いきなりみんなが騒ぎ出した、

あわてて窓の下をみると…




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