ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
「まぁ~お前は元々俺のファン。
ファンだからわがままで自分本位の俺の彼女になれんだんだよな。普通の高校生の俺とは付き合ってなかったよな」

「康秋君!?」
彼は私のキモチを試すように冷たい言葉を浴びせる。
折角の二人だけの時間を自ら台無しにした。

「そんな風に言わないでよ」

「テレビの中の俺は愛想よく笑って癒し系だと言われている。でも、本当の俺は違うだろ?」

「だからいいのよ・・・最初は幻滅した部分の方が多かったけど。素顔の康秋のコト好きよ。
貴方は私にどうして欲しいの?
別れて欲しいワケ?」

「・・・それは・・・ヤダッ」

康秋君は私の私のパジャマの袖をそっと摘まんだ。

「マジでわがままな人」

私は一途に彼の瞳を見つめた。
彼のチョコ色の瞳に映る私の顔。
「悪かった」
そう言うと私に甘いキスを落としたーーー・・・

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