ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~

《LAST》 この先は…康秋sideー



「コーガ、荷物はこれで全部か?」

「はい、達生さん、今夜からお世話になります」

「いいんだよ」

俺は昔からの知り合いの大手広告代理店『順天堂』社長・白石達生(シライシタツキ)さんのマンションに引っ越した。
信兄の大学の後輩の浅見さん達と暮らしていたが、金銭のもつれで仲たがいしてしまい、同居が出来なくなってしまった。
それを達生さんに相談すれば、ウチに住めと言ってくれた。

彼の住むマンションは南青山にある高級マンションの最上階の25階。
25階フロアには彼の部屋のみ。
エレベーターから下りると既に玄関。
ペントハウスだった。

「いつ見ても凄いですね」

俺は3メートルありそうな天井の高さに驚く。
キッチンもホテルレストランの厨房のように広く、ダイニングテーブルも大人数座れるタイプ。

達生さん一人の住まいには思えない。

「まぁ~座れっ」

彼の秘書の逢沢さんが俺達にコーヒーを用意してくれた。

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