ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
「自分の娘じゃないけど・・・娘が出来るんだ。今、母さんの頭の中は香波ちゃんで一杯だ」

「しかし、虎・・・正式に二人が再婚すると決まったワケでは・・・」

「相良先生はまだ現実を受け止めていないんですか?
私だって先生と義兄妹になるのは嫌だけど・・・」

「私だって教え子のお前と・・・」

「僕はさんせい!!
香波ちゃんが僕のお姉ちゃんになるんだもん・・・」


「ご馳走様。俺は親の再婚に興味なしだ」
有次君が最初に食べ終わり、立ち上がった。


「お待たせっ」

相良さんがジャージ姿で再び現れた。

「勝利さん、確か今夜は当直だったはず。部屋に帰っても香波ちゃん一人でしょ?
だから、今夜は泊まって行きなさい」



「「「!!!???」」」


相良先生たちは絶句した。


「母さん・・・まだ、正式に安田と私達は・・・」

「悠ちゃん、もしかして香波ちゃん相手に疚しいコト考えてる?」

「はぁ?安田は俺の教え子だぞ。母さん。疚しいコトなんてこれぽっちも考えてない」

「じゃいいじゃない!!泊まって行きなさい!!香波ちゃん」

相良さんって強引な人だったーーー・・・



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