トキトメ
 またしても私の唇は塞がれた。

 それだけじゃない。

 キスした体勢はそのままで、何やらブラウスのボタンが外されてゆくような感覚。

 嘘でしょ?!

「待って!」

 何とか彼のキスから逃れた私は、その動きを止めようと必死だった。

 彼が私を見つめている。

 優しい顔をしているけど、息は先ほどより上がっているようだ。

「お願い待って。あの、私・・・先にシャワーを浴びたいの」

 わっ! シャワーなんて言っちゃた。

 どうしよう・・・

 その後、わたしエッチしちゃうの??

 彼は、起き上がると浴室に案内してくれた。

「タオル、その下に入ってますから」

「あ、ありがとう」

 彼が出て行ったのを見計らって、素早く浴室に入る。
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