トキトメ
 トントン

「失礼します。倉庫1課の前田ですが・・・」

「あー、前田君、こっちだ」

 奥のデスクから、塚田さんが手を上げて合図している。

「すまん、ここまで来てくれるか?」

「はい」

 塚田さんのデスクには、たくさんのファイルが山積みになっていた。

「凄い量ですね・・・」

「昨日はすまなかった」

「えっ?」

「僕のせいで君達が喧嘩になったんじゃないかと心配してたんだ」

「大丈夫です。気にしないで下さい」

「だったらいいんだ。それはいいとして、今日の午後から、僕の営業に同行してくれないか?」

「椛島リーダーも一緒ですか?」

「いや。今回は君だけだ」


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