トキトメ
 ドアを開けると、既に予定の3人が集まっていた。

「おはようございます」

 椅子から立ち上がった3人は、深く頭を下げた。

「おはようございます。それでは面接を始めたいと思います。ではまず、林田響子さん。こちらの椅子にどうぞ」

「はい」

 控えの椅子から立ち上がった女性が、用意された椅子に移動した。
 


 面接に来た3人が帰った後、課長と共にその場に残り、履歴書を見ながら誰を合格にするかの検討を続けた。

「私は、2番目の崎田さんがいいと思ったんだが」

「私もです。言葉もはっきりしていたし、明るい感じのいい子でした」

「でも、最初の林田さんも捨てがたいな」

「課長、それって彼女が美人で部長好みだからでしょ?」

「バレたか・・・」

「課長とは長年の付き合いなんですよ。女性の好みはお見通しです」

「だったらやっぱり、崎田さんにするか」

「それがいいと思います」
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