幼なじみは恋ドロボー!!
『町屋くん打ち合わせって何時から?』

『5時だよ』

現在の時刻…16:30

ヤバい‼

もう学校出て花火師さんの所に行かなきゃ間に合わない。

『町屋くんありがとう、あたし行って来るよ』

あたしは机の上の資料を集めて鞄につめる。

陽翔は…探してる暇ないか。

あたしは一人で出掛けようと席を立った。

『松崎さん、良かったら一緒に行こうか?』

突然の申し出にあたしは目を丸くする。

『でも町屋くんもクラスの出し物とかの準備で忙しいでしょ??無理しなくても大丈夫だよ』

『いや、それは大丈夫。花火師さんのとこちょっと地理的に分かりにくいから、ナビゲーターがいた方がもう時間も迫ってるし』

確かに。

時間に遅れるわけにはいかない。

しかもあたし実は方向音痴。

だから陽翔と一緒に行くつもりで地図は頭に入ってない。

『町屋くんそれじゃお願いしてもいい?』

『もちろん』

町屋くんは爽やかに笑ってokしてくれあたし達は二人で花火師さんの所へ向かった。
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