しょうたくんとプリズムちゃん
プリズムちゃんは云います。

『私はそのうち、
 言葉も話せなくなるわ。
 でも、
 私はずっと、あなたが好きよ。
 この宝石を見たらわかるでしょ?』

確かに、
この宝石は
二人の気持ちから生まれました。
その美しさは、
二人にとって特別なものです。

自分の気持ちと
プリズムちゃんの気持ちが
混じりあって生まれたんだと思ったら、
しょうたくんはその小さな小さな宝石が
とてつもなく大切に想えてきました。

もちろん、プリズムちゃんのことも。
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