ラブストーリーは日常に



わたしと彼は半強制的に第三者によってくっつけられた。


「よ…よろしく」


真っ白で、どこかふわふわしていて、優しそうな彼は、茶色くて、細身でふわふわというよりは堅物そうな印象を与えてしまうわたしとは対照的だった。


「……ん」



だから、わたしは彼が嫌いだった。

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