暴走族に恋した私


















私の事、好きでもないのに。







「由奈、ごめんな。」







切なげな表情で、でも愛しいものに話しかけるような声で言う。




そう、彼はひどく期待させるんだ。




彼女が居るのに、期待させる。




こんな事をする彼は、とても酷い。





けど、どうしようもなく愛しくて、そばに居たいって思うんだ。














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