暴走族に恋した私
ーーー・・・
身体か揺れてる。
横に何度も揺れてる、私を呼ぶ声もする。
「ん〜?」
私は目をこすりながら、体を起した。
目の前には、整った仁の顔があって少し驚く。
「由奈、着いたから降りるぞ。」
私は頷いて、車から降りた。
というか、私いつの間に寝て、いつの間に車に乗せてもらったんだ。
「あれ、私の家の前じゃない。」
車から降りると、知らない家の前だった。
私の家の前だと思い込んでた。
けど、そこは和っぽい大きな家・・・屋敷っていうのかな?
「俺の家。」
「あぁ、そうなんだ。」
だから見たことない、屋敷の前だったんだね。
私は、納得
「してないから、なんで仁の家?」
てっきり、私の家に行くかと思ったのに。