神様の憂鬱
エピローグ
「いろいろとありがとうございました。

もしよかったら、またコーヒー飲みに来てくださいね。

とびっきりおいしいの、淹れますから」

そう言って、紗良奈はペコリとお辞儀をした。

ボクの後ろにある、天歌の社にも小さくお辞儀をして背を向けた。

ボクは、そんな彼女のうしろ姿をしばらく見つめていた。

そして、大きくため息をついた。

「ご苦労様でございます」

いつのまにか、天歌がすぐ隣に立っていた。

「全部見ていたんだろ? とても疲れたよ。とってもね」

呟いて、ボクは宙に浮かんだ。

弁財天の社の上の一番高いところに立ち、もう一度ため息をついた。

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