先生わオトナ
先生は車を止めた

その瞬間あたしの視界は真っ暗になって
先生の香りに優しくつつまれた

「泣くなよ…


お前は俺の心配はしなくていいんだよ」


優しくあたしをなだめる先生の手が暖かくて…
その優しさであたしの体はあったまるのに…
心は逆に冷たくなった


大人はずるいよ

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