散る頃に咲く花

沖田も了承したことで、青葉の部屋の移動が決まった。

「ちなみに斎藤も同室だからな」

「そうなんですか?」

土方の言葉に沖田が反応した。

「あぁ、だから、前みたいに部屋で堂々と抱き合うなよ」

土方がにやりと笑った。

「前のあれはっ!もうしません!」

青葉は思わず叫んでいた。

「そうなの?」

「当たり前です!」

こっちを見る沖田を一括した。

「残念だなぁ」

そう言う沖田は言葉を、今度は無視した。
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