迷宮ラブトラップ
食事の後、瑞香は遼也とゆっくり東京の夜景が見たかった。
けれど上野駅からは有名な夜景スポットは遠くて、渋々諦めてホテルに戻る事にした。


ホテルに戻ると、遼也は瑞香に風呂を薦めた。

この後の事を考えるとドキドキするが、色々女子的には準備もあるので、遼也の言葉に甘えて先に入らせてもらった。

身だしなみを整えてバスローブを着て出ると、入れ替わりに遼也が風呂へと入った。

遼也は歯磨きをしながら風呂から出てきたので、瑞香もそれに習って歯磨きをする。
歯磨きを終えて出てきた時には遼也は既にベッドに横たわっていた。
ためらいながらも瑞香は遼也の横に身体を滑り込ませた。

遼也はゆっくりと瑞香を抱き寄せてキスをした。
「あれ?ブラジャー着けてる。」
いたずらっぽく笑って遼也は瑞香のバスローブをはだけさせた。
「色っぽいね。」
瑞香を横たわらせ、バスローブをと共にブラもショーツも脱がされた。

「噛まれるのと転がされるの、どっち好き?」

「ここは感じる?」

言葉で攻めながら、遼也はゆっくりと瑞香を愛撫した。

瑞香の反応を見ながら、瑞香が乱れる様を楽しんでいるようだった。

「そろそろ欲しい?」

瑞香に確認をとった後、遼也は再びゆっくりと瑞香の中に入って来た。

同時に敏感な所も触られて、瑞香は自分ばかりが乱されているのが悔しかった。

「遼也さんばっかり余裕でズルい!」

恨めしそうに瑞香は睨んだが、遼也は嬉しそうに笑うだけだった。


情事が終わって二人で横になっても、瑞香の眠りは浅かった。眠る遼也を眺めながら、落ち着かないような、くすぐったいような不思議な気持ちに包まれながら微睡みに身を任せていた。


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