ー君は俺の光ー[1]

「う、うん…。」




いくら脳が覚醒したといっても起き抜けの頭では言ってやりたい言葉を纏める事が出来ずに頷くだけになってしまった…。



モソモソしながら上半身を起こしベッドから降りようとした時に、




「さ、帰ろう?てか…何でクミは飴握ってたんだ?夢の中で食べる気だった…か、もしくは誰かに貰ったやつ?」




と、クスッと呆れたように笑われた。




「えっ?」




一瞬、何の事か解らずに反応が遅れたが枕近くにラムネ味の棒付きキャンディが転がっていた。


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