志ーこころー 【前編】─完─
間抜けなあたしを見ても、近藤さんは力強い目であたしを見つめ返す。
近藤さんを見ていると、あたしは自分の瞳のことを忘れそうになるくらい。
近藤「……きみのその強さが……必要なんだ……。」
最後のダメ押し、と言う感じで。
枯れた木に、水が注がれたように、あたしの心は満たされて─。
それでいて、優しい気持ちになれて。
静かな湖に、水の波紋が広がる様に、近藤さんの言葉はあたしの全身に駆け巡る。