弁護士シリーズ作品第1弾!
『身勝手な弁護士』
私は臆病者でも愚か者でもいい。
両親が喜んでくれるなら…
弟が頑張ってくれるんなら…
そう言うと…
〔お前は一体どれだけバカでアホなの?〕
だっ!
だっ!
だから!!
誰がお前だ!!
少しでもいい弁護士さんだと思った私がバカだったんだ…
私はプイっと顔を背けた。
そしてここに居てる理由も無いので…
コーヒーご馳走さまでした。
さようなら。
そう言ってドアの方へ歩いて帰ろうとした時に後ろから…
〔誰が勝手に帰っていいって言った?
遅いから送るって話ちゃんとお前、聞いてた?それに俺はまだ話の途中でちゃんと最後まで人の話を聞け!〕
低い冷たい声…
私は正直、聞きたく無かった。
もう誰の意見もアドバイスも聞きたく無かった…
自分が壊れそうで…
偽りの私が粉々に成りそうで…
だから両耳を両手で塞いでた頭を左右に振って拒絶してた。