はじまりはあの時から。
周りはキャーキャー叫んでいるけど、俺にはそんなの関係ない。



「ごめん…


私、魁斗とは付き合えない…



ごめんなさい」



ららは申し訳なさそうに謝った。


まだだめか。



「らら、こっちで話そう」



俺はららの手を引き、空き教室まで誘導した。



空き教室に入ったら、ららはすぐに口を開いた。



「ごめん、魁斗、本当にごめん」



何度も何度も謝るらら




「俺のどこがそんなに嫌?



俺お前のためならなんでもするから」




「嫌なところがあるとかじゃなくて



自信がないんだ



本当に好きなんて言ってるの?


とか



私と付き合ったところで幸せになれるの?


とかいろいろ不安なんだ」




そんなことをららは口にした。



俺は、ららといれたら幸せだ。


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