2人の総長に愛された地味子ちゃん。



2人の言い争いに、


捺は口角を上げて苦笑いした。


「2人とも~、喧嘩なんかしちゃって。ラブラブだな~」


「「うっさい!!」」



奏と和人の言葉がハモると、


捺はニンマリと微笑んで見た。



…もう、総長とかうんざりなのよ。


だからラブラブとか言わないで。



「…私、そこら辺を散歩してきてもいい?」


「あんまり遠くに行くなよ。見つかるかもしんねぇから」


和人の言葉にコクリと頷かせて


その場をあとにした。


< 89 / 489 >

この作品をシェア

pagetop