中距離恋愛
実際に意識を手放したのは15分くらいかな?
気づいた時、私は布団をかぶり、剛に髪を撫でられていた。

シャワーを浴びたのか、彼はバスローブ姿で、濡れた髪が色っぽい。
またバスローブから覗く胸元に、先程までの情事を思い出し、顔が熱くなるのが分かる。
そんな私に、
「夏帆、大丈夫か?
シャワー、行けるか?」
と心配そうに声をかけてくれる剛。
私は「うん」と頷き、ベッドから出ようとして迷った。
さっきの行為のあとだもん、何も身につけてないじゃん私…

す―っと、もう1着のバスローブを差し出し、後ろを向く剛。

「とりあえず、話はお前のシャワーのあとな。
あー、でも。中には出してないから」

そう言う彼に
「うん、分かった」
と答えて、駅ビルで買った下着と、スーパーで買ったお泊りセットを持ち、急いでバスルームに向かった。


< 11 / 317 >

この作品をシェア

pagetop