中距離恋愛
「調理師って、大変なんだね」
左紀の説明を聞いて、彼女の仕事の大変さを知った。

「…そんなことないよ。
保育士だって大変でしょう?
まだ経験ないけど、子育てって大変なのに、他人の子供を預かるんだから」
逆に私の方が大変だと言われてしまった。

「…はいはい。
夏帆と左紀ちゃんの仕事が大変なのは分かりました!
で話しを戻すと、来月から左紀ちゃんがうちの会社の社員食堂のメニューを決める、と言うことなんだな。
じゃあ先輩からのリクエストとしては、もっと肉のメニューを増やしてほしいな」
早瀬さんが左紀に向かって言う。

「あー。
2ヶ月は見習いで小林さんと一緒なので。
コストの面などもあるので分かりませんが、リクエストは聞いておきますね」
笑顔で早瀬さんに言う左紀。
なんかいいコンビだな。

「そうそう。
知ってると思うけど、結構うちの高校の卒業生いるからな」
「そうですよね。
私たちと一緒だと、河野くんと白井くん?
上だと早瀬先輩に近藤先輩に、藤本さん…」

思い出したくない名前が出た。
左紀も『マズイ…』って顔してる…



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