中距離恋愛
それからすぐ、席を立った。
会計をして外に出ると、夏帆と大地が話をしていた。
…大地、夏帆にくっつきすぎじゃないか?
「お待たせ!……って大地!
夏帆となに話してる?」
すぐに2人のそばに行き、夏帆を抱き寄せながら大地に言う。

「んー。お前がヤキモチ焼くようなこと。
あんなことやこんなこと…、夏帆に教えたの俺だって確認」
俺を挑発するように答える大地。

「ちょっ、剛、ちがっ」
否定する彼女を遮り、
「夏帆、行くぞ!」
と、彼女の手を引いて早足で歩き出す。

しばらく歩くと、泊まる予定のビジネスホテルの部屋に着いた。
ドアを開けて部屋に入ると、彼女の背中を壁に押し当て唇を塞いだ。

そのまま夏帆を求めると、彼女も積極的に俺を求めてくる。
こんなことは初めてで、そんなことをされたら俺だって手加減なんてできない。
かなり激しく、一緒に絶頂を迎えた。

1ヶ月ぶりなのと、大地に対しての嫉妬から、そのあと朝方まで、優しく彼女を抱いた。
そして確信した。
今、夏帆の気持ちは、100%俺に向いていることを…


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