中距離恋愛
ここでも私のことを1番に考えてくれる。
そこまで言われたら、剛が住む部屋だ。私がほかの2件をどうしても…と薦める理由はない。
明日、また不動産屋に寄って、駅近くのマンションを契約してから帰ることになった。



それから。
久しぶりに会った剛とのお泊り。
将来を約束するような言葉。
ほろ酔いの2人。
肌を重ねたばかりだけど、拒む理由なんて何もない。
むしろ、もう1度抱かれたい。
彼も同じことを考えてくれたのか―

会話が途切れ、交わった視線。

「…夏帆。
もう1度、ベッドで…」
なぜかお姫様抱っこをされて運ばれる。
そして、ベッドに横たわられると、甘いキスが降ってくる。
「今度は優しくするから」
耳元で囁かれ、そのまま唇が下におりて行く。
胸の上にチクッと痛みを感じたが、すぐに頂を口に含まれ快感に身をよじる。
「…つよ…し、だ…い好き…」
思わず漏れた言葉に、
「俺も、夏帆が、好きだよ。愛してる…」
と返され、深く口づけられる。
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