中距離恋愛
「翔ちゃん、美咲センセイ。
トイレ出来たよ!」
凛ちゃんが美咲先生と小暮さんの元に戻って来た。
「凛ちゃん、お利口だったね!
じゃあ、美咲先生とサヨナラしようか」
「うん!」

美咲先生に言われ、サヨナラの挨拶をして凛ちゃんと小暮さんは帰って行った。
その様子を見守って、私はホールの美咲先生の元へ向かった。

「夏帆先生、お疲れさまです。
クリスマス会の準備は進んだ?」
私に気付き、声をかけてくれる美咲先生。
「まだまだです」
私も答える。
「まだ時間あるから、少しづつ、みんなで準備して行きましょう!
夏帆先生、もう上がる時間だもんね。
お疲れさまでした。
また明日ね」
「お疲れさまでした。
お先に失礼します!」
帰るように誘導してくれた美咲先生の好意に甘えて、挨拶をして、そのまま帰った。

まさか、凛ちゃんを送り届けた小暮さんが、すぐに保育園に戻って来て、保育園から歩いて帰る私の後をつけていたなんて、思いもしなかった。




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