中距離恋愛
翌朝、凛ちゃんはお母さんと登園。
昨日の美咲先生の話を聞いたのか、
「今日からはまた、私か主人が迎えに来ます。
今日は主人が来ます。
しばらくの間、弟に甘えてしまって、すみませんでした」
と頭を下げられた。
「いえ…。
お父さんもお母さんも、お仕事で間に合わないときは、連絡さえいただければ弟さんでも大丈夫ですので…」
「ありがとうございます。
今日も凛のこと、よろしくお願いします」
凛ちゃんのお母さんは、再度、頭を下げて仕事に向かった。

遅番で来た美咲先生に、凛ちゃんのお母さんの話を伝えると、「良かったね」と、喜んでくれた。

その日、夕方の凛ちゃんのお迎えは、朝、お母さんが言っていた通り、お父さんが来た。
パパのお迎えに喜ぶ凛ちゃん。

「ずっと妻の弟に凛のお迎えをお願いしてしまって、すみませんでした」
お母さん同様、お父さんにも頭を下げられた。

「いえ、大丈夫ですよ。
凛ちゃんは今日も元気に過ごしていました」
小暮さんの話題になるのがイヤで、型通りの話に持っていく。

< 231 / 317 >

この作品をシェア

pagetop