中距離恋愛
大地さんの車で来たのは、近くの居酒屋。
左紀たちは個室をとっていて、テーブルの上にはサラダと枝豆と焼鳥、ビールのジョッキが2つと、柚子サワー·ウーロン茶があった。

「夏帆、早瀬先輩。遅いよ」
「大地。今日はドライバーだからウーロン茶でヨロシク!」
左紀と木村さんからの声に、
「分かってるよ!」
と答える大地さん。
そのままウーロン茶に口つけた。

「あー、夏帆は初めてだよね。
木村飛鳥さん。
高校の、早瀬先輩の同級生だけど…夏帆は分からないよね」
左紀が木村さんを紹介してくれる。

「はじめまして。
まぁ俺は、大地と付き合ってるころの柳沼さんを知っているけど。
…ちなみに大地とは中学から一緒だから、剛のことも知ってる。
婚約おめでとうございます」
木村さんに挨拶された。

「はじめまして。
柳沼夏帆です。
…すみません。私、高校のころの木村さん、記憶になくて…。
えっと…左紀がお世話になってます」
慌てて挨拶を返したが、ちょっとおかしくなってしまい、
「夏帆。それヘンだよ」
と、左紀に笑われてしまった。


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